Case Study
導⼊事例
森林・林業

無人航空機による森林状況調査

概 要

森林経営管理制度を運用した森林整備着手にあたり、指定区域上空から無人航空機を使用した森林の立木密度、樹種判別、枯損木等植生状況の調査をおこないました。

背景‧課題
  • 施業方針の策定や市民への説明資料に活用できるデータの収集
  • 人為的な誤差が無い客観的で正確なデータの収集
  • 急傾斜地においても安全を確保し、かつ効率的な調査の実施
解決策
  • ドローンレーザ計測により得られたデータを活用
  • 安全な場所からのドローン自動飛行
  • 上空からの俯瞰画像やレーザ点群データを短時間で取得
導⼊効果
  • 取得データの林道・治山設計、防災・免災といった災害への対応
  • 伐採前後に計測を実施することで、施業効果を視覚的に確認
  • 航空計測と比較して、無人航空機による計測の集中的かつ迅速な調査

業務概要

【場所】
中部地方
【目的】
「森林経営管理制度」に基づき森林整備などを実施する上で、森林の植生状況を上空から客観的に把握及び分析し、間伐などが必要な箇所の洗い出しや施業方針への裏付け、市民への説明資料に資するデータの取得。
【使用機体】
Matrice300RTK
【業務内容】
①無人航空機の飛行計画作成
②無人航空機による指定区域の計測
③無人航空機の計測データから樹種、樹高、樹頂点抽出および解析、加えて木々の状態の解析

依頼背景

本地区では森林づくり県民税を活用した里山整備や、森林組合を中心とした森林整備が積極的に進められています。

ご依頼いただいた自治体様では近年、森林に対して木材生産、水源涵(かん)養、土砂災害防止、自然と人のふれあいの場の創出や住民の生活環境の保全といった、より人の生活に根差す空間としての役割など、 多種多様な役割を求められるようになったと捉えています。

そんな中、遠隔地にあるなど手入れが行き届にくい森林、特に個人の方の所有林などについて、「森林経営管理制度」を使った森林の整備に取り組もうとされていますが、森林調査には膨大な時間と費用がかかることが課題となっていました。

こうした背景の中、森林計測とデータ整備を行い、施業方針及び市民への説明資料への裏付けをするため、当社にご依頼いただきました。


今後もJDRONEはカーボンニュートラル実現のために、ドローンを活用した森林資源調査を支援いたします。

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