Case Study
導⼊事例
防災・訓練

仙台BOSAI-TECH 実証実験

概 要

「仙台BOSAI-TECH Future Awards 2023 ~テクノロジーで明日を守るプランニングコンテスト」 の採択企業に選ばれ、実証実験を行いました。

仙台BOSAI-TECHとは、防災×テクノロジー×ビジネスを融合した防災課題に対する新たな解決策を持続的に生み出す場です。
今回は、仙台市様の「農業施設の被害状況の効率的な把握」という課題・テーマに対して提案を行い、採択されました。

背景‧課題
  • 仙台市内には300か所程の農業用ため池がある。このうち浸水区域に家屋や公共施設がある場合、防災重点農業用ため池となり、100か所程度指定されている。
  • 防災重点農業用ため池は、震度5弱以上および大雨特別警報発令の場合、市の職員が現地を点検し国に報告する必要がある。山間部などアクセスが困難な箇所が多く、点検に時間を要する。
  • 防災重点農業用ため池以外のため池も、大規模災害時(激甚災害時)は、被災した農業施設の災害認定を受けるため、発災から1週間以内に被害報告を行う必要がある。
解決策
  • 衛星通信搭載のFAZER R G2を飛行させ、ため池を空から効率よく調査。
  • 衛星通信制御により、遠隔操縦者を被災地域から離れたところに設置可能。
  • 映像共有アプリにより、飛行現場から離れた場所(今回は仙台市役所)からリアルタイムで映像を確認。
導⼊効果
  • 衛星通信は途切れることなく、約100分の安定したフライトを実施。ゆとりをもって実証を行う事ができた。
  • カメラ映像も、若干の粗さやブレはあるものの、状況を把握するには十分であり、実用レベルである事が確認できた。
  • 飛行準備、本番フライトの拠点間の連携などスムーズに行い、全体的な運用レベルの高さにおいても評価をいただいた。

業務概要

【場所】
仙台市内
【目的】
農業施設の被害状況の効率的な把握
【使用機体】
FAZER R G2 愛称きびたき
【リンク】
仙台BOSAI-TECH:https://sendai-bosai-tech.jp/
採択企業発表    :https://sendai-bosai-tech.jp/news/detail/---id-170.html

デモフライトの様子

フライト準備
飛行現場での映像確認
ため池を目指して飛行中
市役所内にて共有された映像を確認


※3月12日に「仙台BOSAI-TECHカンファレンス2024」の開催が予定されており、今回の実証実験を事例として発表予定となっております。


これからも「JDRONE」は「ドローンソリューション事業」を通じ、防災課題の解決に貢献してまいります。

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