森林・林業
ドローンを活用した苗木の確認検証
概 要
東京都産業労働局農林水産部森林課様からのご依頼により、ドローンで撮影したデータを基に作成したオルソ画像から、植栽した苗木や森林施業等により森林状況が変化した箇所を確認するという検証を実施しました。
- 背景‧課題
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- 植栽した苗木や施業後の森林状況の現地踏査による調査は膨大な時間と労力がかかり非効率
- ドローン活用による林業における業務効率化、省力化を検討
- 解決策
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- ドローンで広域を短期間で空撮
- 空撮画像からオルソ画像、数値表層モデルを作成、納品
- 導⼊効果
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- 調査時間の短縮により、施業時間を確保
- 最新の空撮によるデータを簡易に取得可能
業務概要
- 【期間】
- 2020年12月
- 【場所】
- 東京都多摩地域
- 【目的】
- ドローン活用による森林管理業務の効率化
- 【使用機体】
- Matrice300RTK、P4R
- 【内容】
- ① ドローンによる空撮
② 撮影データを基にしたオルソ画像、数値表層モデル作成
業務内容
東京の豊かな森林は、木材生産を始め、水源の涵養や災害の防止、憩いの場の提供など多面的な機能を持つ都民共有の貴重な財産です。これらの森林を維持し、健全な姿で次の世代に継承していくため、東京都では、伐採、利用、植栽、保育という森林循環を促進し、持続的な森林整備と林業振興が図られています。
今回、低コスト林業確立に向け、森林の最新状況を空撮し、撮影データを基にオルソ画像、数値表層モデル等デジタル資料を作成。植栽した苗木や森林施業等により森林状況変化をデジタル資料から確認、データによる状況変化の確認検証がおこなわれました。
ドローンとGISを活用し、森林の状況や苗木の見え方の違いを比較、森林・林業でのドローン有効活用に向け、目的に合わせた撮影手法の検討等の課題が把握でき、非常に良かったとのお声をいただきました。
今後もドローンによるスマート林業を推進してまいります。