REVITALIZATION OF FUKUSHIMA

福島復興への取り組み

東⽇本⼤震災からの復興に向けて

東日本大震災と原発事故から13年が経ちました。南相馬サービスベースでは原子力関連事業の経験と実績を元に、震災の翌年2012年より放射性物質の拡散状況調査を継続的に実施。弊社の得意とする無人航空機による様々なデータ収集などによって、地域ごとの安全性を確認し、住民や事業者の帰還を促せるよう関連機構・産学官・自治体と連携をとり、復興に向け取り組んでおります。

復興関連事業の概要

JDRONEは、無人航空機の運用サービス事業を主力に、お客様のニーズに沿ったソリューションサービスを提供しております。原子力調査・解析に必要な専用ペイロードの搭載、弊社の得意とする自動航行機能付きのシングルローターヘリなど特殊機体の運用、マルチコプターや固定翼機の運用サービス・メンテナンスなども請け負っております。無人ヘリは、有人ヘリと比較して低高度での飛行が可能であり、ヘリコプターの軌跡幅(測線間隔)も細かく測定できるため、位置解能の高い空間線量分布の測定が可能です。

原子力調査・解析

福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散状況を継続的に調査するため、上空からの無人ヘリコプターを用いたモニタリングを実施し、地上測定調査及び航空機モニタリングデータの解析作業を行っております。

無人航空機の防災適用研究

将来の原子力防災への対応として、長時間飛行用無人航空機の適用研究を行っております。原子力施設の事故を想定したOIL(Operational Intervention Level:運用上の介入レベル) に設定される発電所周辺の継続的なモニタリングのための性能を有することを確認し、適用の際の課題を抽出するための基礎性能試験データ取得作業などの請負業務を行っております。

電波調査

福島イノベーション・コースト構想推進機構施設など、広域飛行試験空域における監視装置の能力検証や空域探索レーダーの電波調査業務、洋上における海面反射等による電波通信状況の確認など、無人航空機を活用したデータ取得や記録、検証方法などをご提案し、電波通信の情報提供なども行っております。

将来への展望

福島浜通り地区は、国内外から見た印象が未だ変わってないという現実に直面することもあります。しかし、目に見える復興は着実に増えています。JDRONEは、東⽇本⼤震災・原子力災害からの復興に向けて取組んできた経験と実績をベースに培った運用・技術を活用し、福島の未来に一日も早く光が射すよう貢献してまいります。

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