株式会社JDRONEは活動に合わせたドローンを使用し、独自のノウハウを織り交ぜたカスタマイズを行っております。
その一環で警備分野での事例の一つとして、産業用ドローンをレスキュー用にカスタマイズしました。
昨今のドローンの飛行能力向上に伴い、「雨天時の海岸」といった従来のドローンでは飛行が難しかった環境条件でもフライトが可能になったことで、ドローンのレスキュー現場での活躍が期待されています。
海岸のパトロール活動
多くの海水浴場では、事故が起きない様に、海水浴のための遊泳エリアとサーファーなどが利用するマリンスポーツエリアに分かれています。
このエリアを正しく利用頂ける様、ドローンに取り付けたスピーカーから呼びかけを行い、また危険な行為をする人を発見した場合についても、スピーカーから注意を呼びかけます。
加えて溺者を発見した場合は、ライフセーバーと連携し、必要であればドローンが現場に急行し、レスキュー浮力体を落とすというレスキュー活動を行います。
MATRICE 300 RTKをメイン機、PHANTOM 4 Proを投下訓練用、及びバックアップ機とする2台体制にて運用が可能です。





機体カスタマイズ
MATRICE300 RESCUE

JDRONEでは、DJI社製の産業用ドローンMATRICE 300 RTK(M300RTK)をレスキュー用にカスタマイズが可能です。
海岸パトロール用のカスタマイズ特徴は、アナウンス用のスピーカーと、レスキュー用浮力体の投下装置の搭載です。
インフォームユニットについては、無線で直接呼びかけを行う機能とMP3プレイヤーで再生される音声の切り替えが可能です。
PHANTOM4P_SURF PATROL

JDRONEでは、シールによるウエア対応に加え、耐久性塗装といった特殊塗装が可能です。
写真は、サーフセーバーと同等のカラーリングを施したPHANTOM 4 Proです。
MAVIC 2 ENTERPRISE ZOOM

機体はその名の通り、ズーム機能に優れており、最大4倍まで撮影画像のが可能です。
このズーム機能を監視活動に使い、また呼びかけを行うスピーカーを機体上部に取り付けが可能です。
パトロールの様子




このソリューションは、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために海水浴場の開設を見送った、神奈川県様からのご依頼により開発しました。