2020年10月6日、(一社)日本建築ドローン協会(JADA)の建築ドローン点検・利活用研究会様と合同で、「建物の外壁調査におけるUAVの有効性をはかる実証実験」を行ってまいりました。
この実験では、UAVが建築物点検にどれほど有効なのか、様々なドローンを持ち寄って機体による有効性の違いやUAV自体の有効性を計ることを目的に、実際に劣化した建築物を用いて行いました。
弊社JDRONEからは、MATRICE 300 RTK(M300)とPHANTOM 4 RTK(P4R)を持ち込み、ミッションに参加をしました。

現場は建物が密集している場所で、すぐ隣には鉄道が走っており、北側には高速道路、更に北へ行くと米軍基地があり、米軍機の滑走路侵入コースの真下に位置していました。そのため、隣接する環境はもちろん、上空にも気を遣うミッション環境の中、飛行を行いました。

実証実験使用ドローン

実施場所

実施内容

クラック視認距離

各機体のカメラにて、どれほどの距離を保ったままクラックを視認できるのかの実験を行いました。今回M300と同時に登場したZENMUSE H20Tはそのズーム機能を発揮し、15m離れた場所においても0.1mmのクラック線を確認できることがわかりました。

調査点検の際に壁面にドローンを近づけずとも、安全な距離を保ってクラックを確認することができます。

クラックスケール ズーム画像

グリッド撮影機能

また、新たに追加された高解像度グリッド撮影機能を使い、20m以上離れた場所から鮮明に外壁を確認できることがわかりました。実際に目には見えない異常も、サーマル映像においてわかりやすく可視化され、H20Tの点検への有用性が明らかとなりました。

高解像度グリッド撮影

高解像度グリッド撮影機能とは?

広角カメラビュー上で、対象となるエリアをフレームで囲むと、ズームカメラがそのエリアの20 MP写真を複数枚、自動で撮影する機能です。撮影された複数の写真は、全景画像と一緒に保存され、細部まで詳細に確認することができます。

サーマル映像・画像

実際に目には見えない異常も、サーマル映像においてわかりやすく可視化され、H20Tの点検への有用性が明らかとなりました。

このサーマル映像は、その場で見ずとも、ミッション後に保存されている画像から確認することも可能です。

異常個所 確認画像

H20Tによる作業の効率化

高倍率ズームをかけると画像がどうしても荒くなり、またそれを1度に達成しようとしても、別のペイロードを搭載する必要があります。1人のオペレーションで2個のジンバルを制御をするというパイロットにとって非常に負担のかかる仕事でした。しかし、このH20Tではそれを1個のペイロードで完結させられるため、非常に運用がしやすく飛行に集中しながら映像でのターゲッティングができました。

使用機体

MATRICE 300 RTK

新しく登場した産業機体の新スタンダード。バッテリー駆動では前代未聞の55分という長時間を達成。PSDK,OSDKに対応し、多彩なカスタマイズにも対応しております。

ペイロードも2.7㎏とパワフルで、様々な方向に可用性を設けている機体です。

MATRICE 300 RTK

Zenmuse H20T

MATRICE 300 RTKの発表と同時に登場した新ペイロードユニット。広角、ズーム、サーマルカメラと1台で3役をこなし、従来にないような撮影機能を様々搭載しました。

可視カメラ、サーマルともに従来機種より解像度が高く、1画面で1度に可視とサーマル情報の両方をみられることが特徴です。

Zenmuse H20T

M300点検活用講習

M300点検活用講習」を承っております。
これからドローン(M300)での点検をはじめたい方、M300を既に持っているが運用に不安な方にオススメの講習です。

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